あなたは、吹奏楽部を辞めたい、きつい、などと思ったことはありますか?
吹奏楽部は特に上下関係が厳しく、人間関係が異常になってしまうこともしばしば。
そんな異常な人間関係の中で、辞めたい、きつい、といった感情だけでは留まらず、精神病になってしまうことも・・・
精神病になってしまっては、楽しかった吹奏楽もしたくなくなってしまいますよね。
そこで今回は、吹奏楽部を辞めたい、精神的にきついときの対策方法などをまとめてみました。
ここでご紹介する、吹奏楽部がきついから辞めたいと思ったときの対処法がお役に立てれば幸いです^^
吹奏楽部を辞めたい?
練習時間が長く、上下関係がとても厳しいといわれる吹奏楽部。
きつい、精神病になりそうだといった理由から、吹奏楽部を辞めたいと思う人もいますよね。
さて、ここでは吹奏楽部を辞めたいと思う理由と、辞めたいのにやめられない理由についてご紹介していきます。
吹奏楽部を辞めたいと思う理由は?
自分で入部を決意した吹奏楽部を辞めたいと思ってしまうことには、何かきっかけがありますよね。
まずは、吹奏楽部を辞めたいと思う理由についてまとめてみました。
- 楽譜が読めるようにならず、ついていけない
- 毎日の練習が辛く、楽しくない
- 勉強や遊びと両立できない
- やりたい楽器じゃない
- 楽器が一向に上達しない
- 失敗を責められる・怒られる
- 人間関係が上手くいっていない
- 想像よりも厳しかった
- 先輩が怖い・いじめられている
- 嫌いな人がいる・嫌われている
- 怒られすぎて夢にも出てくる
- 先輩や顧問が怖くて楽しくない
- 学校内で挨拶をしても無視される
- 土日の休みがなく、遊びに行けない
- 夏休みがない(毎日練習)
- マーチングの練習が想像以上にきつい
いかがでしょうか?
やはり、人間関係が多くの理由となっています。
中には、精神病になりかけてしまっている・すでに精神病が疑われるような理由もありますね・・・
毎日同じ人と長時間も会っていたら、それだけでも大きなストレスですよね。
やはり上下関係が厳しいことから、異常な人間関係になってしまうことが少なくありません。
いい言い方をすれば、社会勉強・メンタルが強くなる、とも言えますが、ここまで辛い思いをしたら、誰だって辞めたいと思ってしまいますよね。
また、吹奏楽部で得られる経験や達成感の反面、多くの時間や努力が必要になります。
勉強や遊びが犠牲になってしまうのも避けられない問題ですね・・・
続いては、吹奏楽部を辞めたいのにやめられない理由についてご紹介します。
吹奏楽部を辞めたいのにやめられない理由は?
先程ご紹介したように、多くの辞めたい理由があるにもかかわらず、さらにやめられないことで悩んでいる方が多いのも現実です。
ここでは、辞めたいのにやめられない理由について、まとめてみました。
- まだ入ったばかりで辞めづらい
- 友達がいなくなる
- 成績や入試に影響する
- 親や先生に怒られる・止められる
- 帰宅部になるのはちょっと抵抗がある
- あとで後悔するかもしれない
- 先輩の目が怖い
- 後輩に馬鹿にされるかもしれない・恥ずかしい
- 顧問に言い出せない
- 辞める理由を知られたらまた怒られるかもしれない
- 辞めると迷惑をかけてしまう
- 辞めたら学校内で過ごしにくくなる
- 退部した人がいない
- 退部の仕方が分からないが、先輩や顧問に聞くのが怖い
いかがでしょうか?
退部したあとのことや、進路の心配が理由として多いですね。
学生にとって大事な進路に少なくとも影響してくるといったイメージから、退部に踏み出せなかったり、親や先生から止められることが大きな理由のひとつとなっています。
しかし、それ以前に、退部を言い出す勇気がない、怖いといった理由も目立ちます。
ここでも異常な人間関係が関係しているといえますね。
精神病になりかけてしまっている・すでに精神病になってしまっては遅いので、勇気を出して退部してほしいところですが、なかなか簡単にいかないのが現実です。
続いては、吹奏楽部がなぜきついと感じるのか、ということについてご紹介していきます。
吹奏楽部がきついと感じるのはなぜ?
学校には多くの部活があるなか、「吹奏楽部はきつい」といった声をよく聞きますよね。
実際に、吹奏楽部を辞めたい理由にいくつも上がっていた「きつい」とは、実際に何がきついのか、なぜそう感じるのかをまとめてみました。
上下関係が厳しい
吹奏楽部がきついという感情になってしまう大多数の原因が上下関係の厳しさにあります。
学校の部活の中で最も厳しいといわれている吹奏楽部ですが、社会人も顔負けのマナーが多く存在します。
部活の時間でなくとも、学校内で先輩に出会ったときは大きな声で挨拶をする、返事は大きくはっきりと「はい!」と言わなければなりません。
楽器を触るよりも、挨拶・返事からスタートする吹奏楽部も多いですね。
こうして上下関係、縦社会が作られていくわけですから、先輩のいうことは絶対といった風潮も少なくありません。
どんなに理不尽でも、聞かなければいじめに発展することもあります。
部活の時間外にも挨拶をしなければならず、どんな理不尽なことも従わなけらばならないとなると、決してきつくないとは言えませんよね。
吹奏楽部が「きつい」と感じる一つ目の理由は、厳しすぎる上下関係による人間関係のゆがみだと言えます。
続いて、吹奏楽部がきついと感じる二つ目の理由をご紹介します。
練習時間が長い
学校の部活の中でも群を抜いて活動時間が長い吹奏楽部。
毎日放課後の練習はもちろんのこと、土日祝もおかまいなしに入る練習スケジュールもまた、きつくないとは言えません。
室内で座って活動するため、一見、長時間も耐えられそうではありますが現実は違います。
長時間の練習による口の疲れ・酸素不足は深刻で、体力を削るといった意味でもとてもきついと感じます。
また、コンクール前は合宿がある学校もありますよね。
合宿となればさらに練習時間は伸び、一つ目にご紹介した上下関係にも長時間気を使わなければならないという体力と精神の戦いです。
そんなきついコンクールが終わった夏の終わり、マーチングを行っている学校であればもっと体力的にきついと感じる場面が多く存在するでしょう。
コンテを覚えるために長時間、炎天下の中練習が行われることもあります。
楽器を演奏しながら何度も動き続けなければならないマーチングは、吹奏楽部の中でも相当きつい練習ですよね・・・。
ここまで、吹奏楽部がきついと感じる理由についてご紹介してきました。
上下関係が厳しく、多方面に気を使いながら、さらに長時間の練習により失われた体力の中、勉強との両立も強いられるなんて、きついはずですよね。
続いては、吹奏楽部の人間関係についてご紹介していきます。
吹奏楽部の人間関係は異常なの?
吹奏楽部を辞めたい理由、そして退部を言い出せない理由の多くの原因となった人間関係。
ここでは、吹奏楽部の人間関係は異常なのかということについてご紹介していきます。
まずは、吹奏楽部における上下関係を見てみましょう。
- 顧問
- 副顧問
- 部長
- 副部長
- 木管リーダー・金管リーダー
- パートリーダー
- 3年生
- 2年生
- 1年生
上から、地位が高い順に並べてみました。
こうしてみると、かなり縦社会であることが分かりますね。
といっても、大人数をまとめて活動するにはどれも必要な役割なのです。
しかし、この上下関係・人間関係が異常になってしまうこともしばしば。
その原因には、上下関係を強く作りすぎることにあります。
立場が上にあるリーダーや3年生は、後輩に対して強い口調、理不尽な指導をしてしまったり、無意識のうちに多くの圧をかけてしまいがちです。
また、後輩の上達が遅かったり、覚えが悪いと悪口を言ってしまう人も少なくありません。
実力が必要な部活ではありますが、地位や権力を利用したいじめはよくないですよね。
こういった先輩のもと練習をする後輩は、きつい、楽しくない、怖いなどといったマイナスの感情しか沸きません。
そんなマイナスな感情を抱きながらも、休んだら怒られるかも、辞めたいと言えない・・・とずっと頑張り続けることでメンタルが壊れてしまい、精神病になる人もいます。
もちろんすべての吹奏楽部がこうではありませんし、練習のために必要な叱りをうけることもあります。
コンクールや大会でいい成績を残すには必要な過程でもあります。
が、自分の楽器が合わない・または上達しないといった個人的な理由以外の大半は、こうした異常な人間関係によるストレスが関係しているといえます。
続いては、そんな異常な人間関係によって精神病になりそうなときの対処法についてご紹介します。
吹奏楽部で精神病になりそうな時の対処法!
さて、ここまで吹奏楽部を辞めたい理由や、辞めたいけどやめられない理由、きついと感じる理由、そして人間関係についてご紹介してきました。
理由や原因は分かったものの、それで簡単に解決することではありませんよね。
ここでは、そういった原因のためにメンタルが壊れてしまい、精神病になりそうなときの対処法を3つご紹介していきます。
信頼のできる人に相談する
まず一つ目は、信頼のできる人に相談することです。
何事も一人で抱え込むのはよくありません。
一度、第三者の意見を聞いてみましょう。
考え方を変えればいいことかもしれませんし、あなたが我慢する必要のないことかもしれません。
話の分かる吹奏楽部の友達でもよいですし、一番の理解者である両親に話すのもよいです。
メンタルがやられているとき、人は正常なはんだんができません。
まずは一人で悩まず、信頼のできる人に相談をしてみましょう。
続いて二つ目の対処法です。
病院に行く
二つ目の対処法は、病院に行くことです。
勇気がいることですが、最も早く、効率的に解決できる対処法は精神科・心療内科のある病院に行くことです。
といっても、一人で行くには難しいことですから、対処法①のように両親に相談してからになりますが・・・
精神病になっているのか、なっていないのかは、お医者さんにしか判断できません。
友達や両親に話すことも十分な対処法ですが、プロのお医者さんにあなたのメンタル状態を確認してもらい、話を聞いてもらうことで、新たな道筋を示してくれます。
一人で抱え込んだり、話は聞いてもらったけど解決はしていない状態で、ずっと頑張り続けてからでは遅いです。
精神科・心療内科と聞くと抵抗を示す方も多いですが、全く変なことではありません。
なによりも大切なあなたの心・メンタルの健康のために、精神科・心療内科のある病院に行くことも対処法のひとつです。
最後に三つ目の対処法はこちらです。
吹奏楽部を退部をする
三つ目の対処法は、吹奏楽部を退部することです。
最終手段かもしれませんが、思い切って退部をすることも手です。
簡単に決断できることではないですが、一度勇気を出してスパッと辞めれば、ほぼすべてのストレスから逃れられることでしょう。
退部をしても、またほかのことに使える時間が増えるだけです。
自分のことを大事にするためにも、退部をすることは、一つの立派な手段です。
ここまで、精神病になりそうなときの対処法を3つご紹介してきました。
続いては、3つ目の対処法としてご紹介した退部をするとき、後悔しない辞め方についてご紹介していきます。
吹奏楽部を辞めたい時の後悔しない辞め方は?
一度はやると決めた吹奏楽部。
辞めてしまったら後悔してしまうかも・・・と、一度は思いますよね。
ここでは、吹奏楽部を辞めたいときに後悔しない辞め方についてご紹介していきます。
吹奏楽部を辞めたいときに後悔しない辞め方を、2つのポイントにまとめてみました。
まず一つ目の吹奏楽部を辞めたいときに後悔しない辞め方はこちらです。
辞める理由をはっきりさせる
まず一つ目は、辞める理由を自分の中ではっきりとさせることです。
辞めたい理由を紙に書くのが最もおすすめです。
こうすることで、なぜ自分が退部という選択に至ったのか一目で分かりますし、もう一度考えるいい機会にもなります。
また、理由を紙に書くことで、辞める際に顧問に言わなければいけない退部の理由も出てきやすくなります。
気持ちがあやふやなまま退部をすることは、あとから後悔が生まれる原因となります。
一度持った自分の強い意志とその理由をはっきりさせることで、後悔せずに辞めることができます。
続いて、二つ目の吹奏楽部を辞めたいときに後悔しない辞め方はこちらです。
辞めたあとの計画を立てる
二つ目は、吹奏楽部を辞めたあとの計画を立てることです。
今までは、毎日の放課後に加え、土日祝と長い練習をしてきましたが、これからはそれがなくなりますよね。
突然できた空き時間、なにもしないでいると、考える時間ができてしまいます。
やっぱり続けておけばよかったかな・・・やめるほどではなかったかもな・・・
という後悔をなくすためにも、辞めたあとの目標を持ちましょう。
今まで出来なかった勉強をもっと頑張ってみたり、家族との時間を大切にしてみたり、できることは沢山あります。
また、そういった目標や辞めた後の計画を持つことで、辞めるときに顧問や先輩に理由を話しやすくなります。
吹奏楽部を辞めたいときに後悔しない辞め方2つに共通するのは、まず自分の意思を今一度しっかりと確認し、それを顧問や先輩に伝えることです。
後悔しないためにも、以上2つのポイントをご参考にしてみてください^^
さて、ここまでは吹奏楽部を辞めるという前提でご紹介してきましたが、続いては吹奏楽部が楽しくなる方法についてご紹介します!
吹奏楽部が楽しくなる方法は?
吹奏楽部がきつい、辞めたいと思ってしまっては、楽しむことなんてできませんよね。
ここでは、精神病にもならず、退部もせず、もう一度吹奏楽が楽しくなる方法についてご紹介していきます!
吹奏楽が楽しくなる方法をリスト化してみたので、ご覧ください♪
- 入部を決めたころの気持ちを思いだす
- YouTubeで吹奏楽の動画を見る
- 自分と同じ楽器のプロ演奏者を探して、演奏を聞いてみる
- プロのコンサートに行く
- 好きなアーティストの曲を演奏している動画を見る
- いい経験だと思って、頑張りすぎず気軽にやってみる
- 将来役に立つと思う
いかがでしょうか?
まず一番最初にあり、入部を決めたあの時の気持ちを思い出す・・・初心に帰ってもう一度楽しんでみるということですね。
やりたいと思ったあの頃の気持ちを思い出したら、気持ちに変化が出ますよね^^
また、YouTubeで演奏を聴くということがいくつかリストにありますが、これはモチベーションをあげるということですね。
自分よりも上手なプロの演奏を聞いたら、自分も頑張ろう!って思いませんか?
また、自分の好きなアーティストの曲を演奏できるなんて、楽器を演奏できる人、吹奏楽部の特権です。
いつか演奏できる機会があるかも!それを考えただけで楽しくなりますね♪
目標やモチベーションが上がることで、新たな楽しみが生まれて、吹奏楽部を楽しむことができます^^
また、気軽にやることも吹奏楽部を楽しむ方法の一つといえます。
コンクールで金賞を取ることも、みんなで必死に練習をすることも大事な経験ですが・・・
毎日楽器に触れ、誰かと協力して一つのものを作り上げること、それだけで大きな人生の財産です。
おまけに楽器を演奏できるようになるのですから、経験としては十分です。
あまり頑張りすぎずに、自分のペースで気軽にやることで心に余裕ができ、吹奏楽部を楽しむことができます!
吹奏楽部はきついは精神的にきついから辞めたい時まとめ
ここまで、吹奏楽部を辞めたい、きついと思ってしまう理由から、そして異常な人間関係によって精神病になってしまいそうなときの対処法・・・
そして、吹奏楽部が楽しくなる方法についてもご紹介してきました。
全ての吹奏楽部で人間関係が異常なわけではありませんし、厳しい練習やスケジュールに辞めたい、きついと思ってしまうことがあると思います。
精神病になってしまいそうなときは、ご紹介した対処法をご参考にしていただければ幸いです。
また、退部を決意する前に、吹奏楽部を楽しむ方法を一度試してもらえればと思います♪