柔らかくきれいな音色を持つホルンは、オーケストラや吹奏楽において弦楽器や木管楽器とのつなぎの役割として欠かせない存在です。
しかし実際に吹こうとするとホルンはとても難しい楽器ですよね。
きれいな音の出し方や音色を良くするにはどのような練習をすれば良いのでしょうか?
この記事では、きれいな音の出し方がわからない人や音色を良くするにはどうしたらいいか悩んでいる人に向けて、ホルンの音色を改善させるポイントをお伝えしていきます!
ホルンきれいな音の出し方は?
ホルンのきれいな音の出し方、ぜひともマスターしたいですよね!
音色を良くするにはどんな出し方をすれば良いのでしょうか?
ホルンのきれいな音色とはどんな音?
そもそも、ホルンの音色はどんな音がきれいな音色と言われるのでしょうか?
自分の音色が汚い音なのかとか、こもる音が出ているのかとか聴き比べてみないとわからないですよね。
一度プロのホルン奏者の演奏を動画で見てみましょう!
どうでしょう?
とても柔らかくて丸くてきれいな音色ですよね!
それとは違って、カスカスにかすれる音、雑音が入ったような音、細い音、こもる音などは汚い音だと思われてしまいます。
理想の音色のイメージを作ることも、音色を良くするには大事なことの1つです^^
ぜひ色々な人の演奏を聴いてみてくださいね!
ホルンのきれいな音の出し方のコツは?
ではホルンのきれいな音の出し方のコツをお教えします!
- 息をたっぷり使う
- 口に力を入れすぎない
- 上あごの柔らかいところに息をあてるように吹く
- 右手の入れ方を変えてみる
ホルンに限った話ではありませんが、楽器演奏は息の使い方がとても重要ですよね!
か細い息では音も細くカスカスになってしまったり汚い音になってしまいます。
息をたっぷり使って吹きましょう!
そうすると自然と太い音も出せるようになりますよ^^
そして力み過ぎて口の中が狭くなっているときれいな音の出し方はできません。
ホルンの音色を良くするには、口に余計な力を入れないようにしましょう。
息を出す向きや、右手のベルに入れる深さなどもちょっと変えるだけで音色が改善されます。
自分の口や手の形に合う場所を探してみるといいと思います^^
しかしホルンの音色を良くするには、コツだけわかっていても練習をしなければ改善はされません。
具体的にどんな練習をすれば良いのか、そちらも解説していきます!
ホルンの音色を良くするにはどうすればいいの?
では、ホルンの音色を良くするにはどんな練習方法が効果的なのか?というところを詳しく説明していきます!
ホルンの音色を良くするには基礎練習が大切!
ホルンのきれいな音の出し方で何よりも大切なのが基礎練習!
しかし正しく練習しないと汚い音色は改善できないままです。
高音から低音まで、正しい練習方法できれいな音の出し方をマスターしましょう!
ホルンの音色を良くするには、こんな方法が効果的です!
- マウスピースだけで音を出す練習
- エアーアタックで音を出す練習
- リップスラーの練習
- ロングトーンの練習
まずマウスピースだけで音を出してみましょう!
マウスピースだけで、リップスラーやタンギングの練習をします。
マウスピースで汚い音が出ると、ホルンに繋げて吹いても汚い音になってしまうんです。
なのでマウスピースだけでもきれいな音の出し方ができるように、音をしっかり聴きながらやってみてください。
そしてエアーアタックの練習ですが、エアーアタックというのはタンギングを使わないで音を出す奏法のことです。
アンブシュアが整っていない状態でエアーアタックで吹こうとすると、思った通りのタイミングで音を出せなくて結構難しいんです。
メトロノームを使って、拍に合わせてぴったり音が出るように練習してみてください!
タイミングを外さないようにまずは同じ音で拍に合わせて吹いてみましょう。
タイミングを外さないようにできたら、最初の音を決めたら3つずつ吹いて次は半音下げて3つ吹く…というのを繰り返していきます。
ド ド ド →シ♭ シ♭ シ♭ →シ シ シ という感じです!
スタートの音はどこでもいいですよ。
自分が出しやすい音からで大丈夫です。
すると高音も低音もきれいな音の出し方が身に着いていきます。
これができるようになると、タンギングを使って吹くときもアタックが強くなり過ぎずに音色が柔らかくなるのでぜひやってみてくださいね!
リップスラーやロングトーンは普段からやっている人も多いと思いますが、ここでポイントになるのが唇をリラックスさせることです。
リップスラーを練習するとき、力み過ぎていませんか?
ロングトーンの時、息が苦しくなって唇をぎゅっとしめていませんか?
ホルンの音色を良くするには、むやみやたらな基礎練習では改善できません。
どうしてこの方法で練習するのか、ということをしっかり意識して自分の音色に耳を傾けながらじっくりと練習していくのがとても大切です!
では音色がこもるときや汚いときはどうしたら改善できるのか?という部分も解説していきます!
ホルンの音色がこもる、音色が汚い時の改善点は?
音色がこもる原因、汚い原因、そしてその改善方法をそれぞれ詳しく見ていきましょう!
右手の形が崩れている!
実は、ホルンの音色がこもる原因のほとんどは右手の形にあります!
皆さん、普段どんな風に右手を差し込んでいますか?
ホルンのベルを完全に塞いでしまっていませんか?
物理的に息の通り道を塞いでいたら、音が通り抜けられないので必然とこもる音が出てしまうんです。
ではホルンを持つときにどういう形にしたら良いのかお教えしますね!
まず右手をほっぺに沿わせて、そのままの形をキープしながら顔から離して見てみてください。
それが一番自然な形です!簡単ですよね?^^
その形を崩さないようにして、ベルの奥まで突っ込みすぎないようにして吹いてみてください。
もしそれでも音色が改善せずにこもるようであれば、喉を締めて吹いていることが原因かもしれません。
基礎練習の話でもあったように、力を入れすぎないようにリラックスするのを思い出してくださいね!
力み過ぎ!マウスピースに押し付けすぎ!
先ほどから何度も言ってきましたが、余計な力が入っているのはきれいな音の出し方とは正反対な吹き方になってしまいます。
ホルンで高音を出そうとするときによくやりがちなのが、マウスピースを唇に強く押し付けること。
これはホルンの音色を良くするには逆効果な吹き方です!
タンギングが強すぎてもビャーーという汚い音になってしまいます。
きれいな音の出し方をしようと思ったら、とにかく無駄な力を入れないということをしっかり意識しましょう。
ここまではホルンの音色を良くするにはどうしたらいいのか、どの音域にも共通するコツをお話してきました。
次はホルンの高音と低音、それぞれのきれいな音の出し方のコツを紹介していきますね!
ホルンの高音や低音のきれいな音の出し方は?
ホルンはとても音域が広いので、高音が難しいというイメージが強いですよね。
高音ばかり練習しがちですが、ホルンのきれいな音の出し方には低音も大事です!
高音と低音、それぞれできれいな音の出し方を見ていってみましょう!
ホルンの高音・きれいな音の出し方は?
ホルンの高音はとにかく難しいと苦手意識を持つ人もたくさんいると思います。
高音がカスカスになってかすれるという悩みはよく聞きますよね。
太い音を出さなくちゃ!音を外さないようにしなくちゃ!
こういう苦手意識を持っていると、その気持ちが高音を汚い音に変えてしまいます。
まずは高音が苦手という意識を捨てることが大切です!
高音のきれいな音の出し方もコツがあるので紹介しますね。
- 息の圧力を上げる
- 口の中とアパチュアを狭くする
- マウスピースを唇に密着させる
金管楽器で高音を出すには、息のスピードが大事です。
口の中が広かったりアパチュア(唇から抜ける息の通り道)が広いと、息の流れが弱まり高音が出にくくなってしまうんですね。
ですが、だからといって力任せに息を出せば良いというわけではないんです!
マウスピースに唇を密着させるというのも、ギュッと押し付けるのではありません。
適切な強さでぴったり密着させて、息の圧力を上げるイメージです。
そうすると高音が出しやすくなって、音色も改善していきますよ!
では逆に低音の音色を良くするにはどんなところを気を付けたら良いでしょうか?
そちらも見ていきましょう!
ホルンの低音・きれいな音の出し方は?
ホルンの低音は高音より吹きやすそうなイメージがありますが、実は苦戦している人も結構いるようです。
それはどうしてかというと、高音の出し方の逆を行き過ぎているからなんですね。
では低音域の音色を良くするコツも紹介します!
- 低音を吹くときに下を向かない
- 息をゆっくりにしすぎない
- マウスピースの密着を緩め過ぎない
- 高音から半音階で下がっていく練習をする
低音の音色が汚いのは、低く!太い音を!と意識しすぎることが原因になっていることが結構あるんです。
息のスピードを緩めたり唇からマウスピースを外し気味にしている人は要注意です!
そういう吹き方をしてしまうと、唇が上手く振動せずに音が上手く出ないということが起きやすいです。
それから、低音だから下へ下へという気持ちから顔まで下を向いてしまう人もいますよね。
そのような姿勢で吹くと息が上手く通らなかったりしてきれいな音が出せなくなってしまいます!
実は低音を吹くときも、高音のアンブシュアとあまり変わらず吹けるんですよ^^
なので、まず高音からスタートしてそこから半音階で低音まで下がっていくという基礎練習をしてみてください。
そうすると自然なアンブシュアで低音のきれいな音の出し方ができるようになりますよ♪
どんなに練習を頑張ってもどうしても音が汚い!
そういう人が音色を良くするには、こんな改善方法もあります。
ホルンの音色を良くするには楽器を変える!
ホルンの音色を良くするには…楽器を変えてしまうという方法があります!
学校の備品のホルンだと古かったり傷や凹みが多かったりして、音色に影響が出ている物もあるかもしれません。
可能であれば、自分だけのマイ楽器としてホルンを買ってしまうのもひとつの手です。
マイ楽器だときれいな音の出し方にも気合が入りそうですよね!
ホルンはイエローブラス、ゴールドブラス、洋白と管体に含まれている素材によって色の違いがあるのですが、実は色が違うだけではなく音色にも違いがあるんです!
イエローブラスは明るくパリッとした音色
ゴールドブラスは柔らかく豊かな音色
洋白は重厚で深みのある音色
柔らかい音が出したいなという人は、ゴールドブラスのホルンから選ぶと良いかもしれませんね^^
ゴールドブラスの中でも、メーカーによって音色の特徴も変わってきます。
ホルンの主要ブランドの特徴を見ていきましょう!
YAMAHA(ヤマハ)
ヤマハは誰もが知っている楽器メーカーですよね!
初心者向けのイメージがありますが、機種によっては上級者向けのものもあります。
ヤマハの中でもYHR-567GDBという機種は豊かな音色を持ちながらも安定した音程と吹奏感を得られます。
Hans Hoyer(ハンスホイヤー)
ドイツのメーカーで250年以上続いている由緒あるブランドです。
ハンスホイヤーは中級者によく選ばれているようです!
音色は柔らかくぬくもりのある音色が特徴です。
ハンスホイヤーで人気の801GALという機種は、コントロールしやすく安定感があり透明感のある音色を持っています。
ALEXANDER(アレキサンダー)
アレキサンダー社もドイツの楽器メーカーです。
上級者向けとされて世界トップクラスと言われるだけあって音抜けの良さ、音の安定感を持ち、他社にはない豊かな響きの倍音が鳴ることも大きな特徴です。
アレキサンダーのホルンはかなり高額ですが、ホルンを本格的に学びたい人はアレキサンダーを視野に入れてみてもいいかもしれませんね。
アレキサンダーは103GBLという機種が人気で、少し抵抗のある吹奏感とゴールドブラスらしい音の中にも芯があり、深みのある音色を出すことができます。
ホルンのきれいな音の出し方について、最後は楽器を変えてみるという荒業もご紹介してみました^^*
ぜひ、あなたもホルンのきれいな音色が吹けるようにこれまでご紹介した方法を試してみてくださいね!
だけど、もしかしたらここまでの話でホルンのきれいな音の出し方や音色をよくする方法はなんとなくわかったけど、やっぱり自分で練習するには自信がないと思うかもしれません。
そんなあなたには、ホルンのプロに実際に教えてもらうのもおすすめだよ!ということをご紹介していきます。
ホルンのきれいな音の出し方はホルンのプロに相談してみる?
ここまで、ホルンのきれいな音の出し方や音色をよくする方法などをご紹介してきました。
これまでの紹介で、ホルンのきれいな音の出し方のポイントはわかったと思います。
だけど、いざ実際に同じようにやってみようと思っても、なかなか思うようにきれいなホルンの音色を出すことができないかもしれません…
そこで!ホルンのきれいな音の出し方はホルンのプロに相談してみるということもありなのではないでしょうか^^
ホルンを教えてくれる音楽教室などは全国にはたくさんありますし、今はネットでのオンライン教室も当たり前の時代になりました!
つまり、近所にホルン教室がなくてもオンライン上でホルンに関する相談をホルンのプロに気軽に聞くことができちゃうんです♪
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まとめ
ホルンのきれいな音の出し方にはいろいろなコツがありましたね。
音色を良くするにはとにかく基礎練習が大事です。
基礎練習をしているのにどうも音色が汚いなと思ったときは、自分のホルンを吹いているところを録画してみるのも良いと思います。
客観的に見ることで、音色を良くするにはどこが足りないのか気づけることがありますよ。
それでもうまくホルンの音色を良くすることができなければ、こちらのサイトでホルンの教室を探してみてくださいね♪
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