クラリネットの上達において一番大事なものは基礎練習!
いつも適当にスケールとロングトーンをやっておわり。
こういうもったいないやり方をしている人はいませんか?
正しいやり方や練習曲を使うと、いち早くスキルアップできますよ♪
クラリネットの基礎練習のメニューがわからない、楽譜の選び方がわからないから無料の練習曲を使いたいという方もいると思います。
そんな人に向けてクラリネット基礎練習のやり方と合わせて、おすすめの教本や無料の楽譜についても調べてきました!
クラリネット基礎練習のやり方は?
それでは早速クラリネットの基礎練習のやり方を見ていきましょう!
クラリネット基礎練習のメニューは?
まずクラリネットの基礎練習おすすめメニューを紹介していきますね。
クラリネットの演奏技術を磨くためにはこのような基礎練習がおすすめです!
「ロングトーン」
「指のコントロール」
「タンギング」
「インターバル(スケール)」
基礎練習といえばコレ!という感じのメニューですが、それぞれの練習でどんな効果が得られるかはご存じでしょうか?
基礎練習の内容によって身に着く部分が変わってくるので、自分が苦手な部分は多めに時間を使ってみるなど工夫してメニューを組んでみてください^^
ロングトーン
ロングトーンの練習はクラリネットの音色を良くする効果があります。
長く吹いていても音程がぶれないようにもなりますよ!
指のコントロール
これはスケール練習とはちょっと違って、指1本1本を動かす練習です。
やり方はのちほど解説しますが、この基礎練習をすることで指の動きがなめらかになります!
タンギング
タンギングの練習をすると舌の使い方が上手くなり、細かい音の連打も難なくこなせるようになります!
速い曲ではダブルタンギングを使う方法もありますが、舌を鍛えておくと疲れにくくもなりますよ^^
インターバル(スケール)
インターバルというのは、音と音の距離のことです。
音の距離を開けたスケール練習をすることで音の繋ぎ目をスムーズに吹けるようになります。
今挙げたメニューは、練習曲の教本を使うととても効率よく練習することができますよ!
教本を使えば楽譜を読む力や、音楽的に演奏する表現力も同時に身に着いていきます^^
それに自分に足りない部分を強化するにはどれを吹けばいいのか、というのが楽譜を見ればすぐにわかるので練習曲の教本は1冊持っておくことをおすすめします!
では具体的にどんなやり方で基礎練習すれば良いのか詳しく見ていきましょう♪
クラリネット基礎練習のやり方
まず基礎練習のやり方としてプロのクラリネット奏者の方が解説している無料動画があるので、そちらを見てみてください!
ひとつひとつ、どういう目的でどのような基礎練習をするのか丁寧に解説してくださっていますね!
レッスンに通うとお金がかかってしまいますが、無料で知識を身につけられるのはありがたいですね♪
では動画の内容をここでも振り返ってみましょう。
音程を保ちながら、レジスターキーで音が変わる瞬間もなめらかに移行できるように意識してやってみてください。
息をたっぷり使って遠くまで音を届けるようにすると効果的です!
勢い任せで速く動かしても、それはごまかしながら吹いているだけになってしまうので基礎は身に付きません。
動画内で紹介されていた楽譜をこちらに紹介しておきますので参考にしてみてください。
最初は楽譜を見ながらやったほうが、満遍なく全ての音を練習することができますよ!
ついつい力が入りがちなタンギングですが、一番のポイントは力を抜くことです!
舌をリラックスさせた状態で音を変えながらタンギングをしていくと自在に操れるようになっていきます♪
ただ単調にドミレファミソファラ…とやるだけではひとつの技術しか身に付きません。
様々な演奏に対応できるようにするには、基礎練習のバリエーションも豊かにする必要があります。
3度、4度、5度と音を変えるスケールに慣れてきたら、ドーミレーファミーソファーラ…という風にリズムを跳ねさせたり、拍の頭にアクセントをつけてみたりしてみてください。
楽譜に書いていないことでもどんどん工夫してやってみましょう!
この基礎練習を毎日きっちりやれば、レッスンに通わずとも無料で技術を身に着けることができますよ!
ここまで個人の基礎練習方法を紹介しましたが、今度はクラリネットのパート練習についてです。
他の人たちと息を合わせるためにも必要なパート練習ですが、そのやり方はどのようなものがあるのでしょうか?
クラリネットパート練習のやり方は?
それでは、クラリネットのパート練習のメニューとそのやり方について説明していきます。
ですがその前にひとつ大事なことをお伝えします。
個人の技術が伴っていないと他の人と合わせることもできません。
そのことを忘れずに個人の基礎練習もしっかりと行ってくださいね!
クラリネットパート練習のメニューは?
クラリネットのパート練習は、どのような目的でやるのかを考えることがとても重要です。
パート練習はパート全体を合わせるためのものなので、他の人たちの音をよく聞きながら「みんなに合わせていく」ということを意識しながらやってみてくださいね。
メニューの内容としては先ほど紹介した基礎練習とあまり変わりはありません。
- ロングトーン
- スケール・アルペジオ
- タンギング
パート練習でもこのようなメニューでやるといいですよ!
やることは一緒でも意識する部分が全然違うんです。
ではパート練習はどのようなところを意識すれば良いのかを次で説明していきますね!
クラリネットパート練習のやり方
クラリネットのパート練習で意識するべきポイントと、やり方についての説明です。
パート練習で大事なのは、イメージを統一させること。
1st、2nd、3rdとパートが分かれていますが、各パートがバラバラでは音のまとまりがなくなってしまいますよね。
なので、2ndと3rdの人たちは1stの音色や音程に寄せていく必要があります。
そのポイントを頭に入れながら、各メニューのやり方を見ていってください^^
クラリネットは元々音色が合いやすい楽器ではありますが、音程が揃っていないと台無しです!
自分だけチューナーぴったりに音程を合わせることができても、周りと合わせることができなければそれは音程のズレに繋がります。
周りの音をしっかり聴きながらロングトーンの練習をしましょう!
全員同時に同じ音を吹く方法でも良いのですが、音を繋げていくロングトーンの練習もとても効果的です。
やり方はこうです!
- 1stが1小節目を4拍
- 2ndが2小節目を4拍
- 3rdが3小節目を4拍
- 最後に全員で4拍
パートの人数が多い場合は2~3人ずつに分けても良いですよ!
1stの音色や音量を聞きながらそれに合わせる練習ができるのでおすすめの練習法です^^
ロングトーンの練習目的と似ていますが、こちらはよりハーモニーを意識することが大切になってきます。
音の立ち上がりは揃っているか、ひとつひとつの音程はズレていないかと丁寧に確認しながらやりましょう!
まずはユニゾンで音を揃えるということから始めてみてくださいね。
それができたら練習曲の楽譜などを使って、全体のハーモニーを聞きながら練習していきます。
スケールやアルペジオはパート練習用の教本を見ながらやると、他のパートが何の音を吹いているか聞きやすくなるのでぜひ活用しましょう。
無料の楽譜ではないですが、パート練習用の教本を貼っておくので参考にしてみてくださいね^^
JBC バンドスタディ パートブック
タンギングは音を切るときに使いますが、その表現方法はさまざま。
スタッカートで切るのか?テヌートで切るのか?と1曲の中でもいろいろと使い分ける必要がありますよね!
それをパート練習で統一させていきます。
これに関しては練習曲を使っても良いですが、実際に演奏する曲の楽譜を見ながらここはどういうタンギングにするか?とパート内で相談しながら練習してもいいかもしれません^^
さて、先ほどからスケールの話が何度か出てきましたがスケールのやり方がよくわからないという方もいると思います。
なので次はスケール練習について解説していきますね!
クラリネット基礎練習スケールのやり方は?
スケールのやり方の前に、まずスケール練習をするとどのような効果があるかお教えしますね。
- 指の動きが正確になる
- きれいなスラーで演奏できるようになる
- 譜読みが早くなる
- 音楽的表現が上手くなる
スケールひとつでこれだけのことが身に着くんです!
やって損はないですよね♪
スケールの練習のやり方は色々あるのですが、1つの音階を1つのまとまりと考えて、最初の音から最後の音までつながるように意識しましょう。
まずゆっくりレガートで全部繋げて吹いていきます。
途中でブレスを入れても構いませんが、ちょっとしか息が続かないという人はロングトーンの練習からやる必要があります。
ロングトーンができないとスケール練習もまともにできません!><
スケール練習は長調の次は短調という風に交互にやりましょう!
レガートでそれぞれの調の運指に慣れてきたら今度は色々なアーティキュレーションで吹いていきます。
- スタッカート
- 息だけで音を切る
- リズムを変える
- 音を区切る場所を変える
同じ調でもこのように色々な吹き方をすることであらゆる表現が身についていきます!
スタッカートと息だけで音を切る練習は、息を当てるポイントを掴むための練習です。
リズムを変えるのは付点をつけて跳ねるようにしてみたり、8分音符と16分音符の組み合わせ(ドーレミファーソラシードレ、ドレミーファソラーシドレー等)にしてみたりします。
音を区切る場所を変えるのも同じで、タンギングで音を区切る場所を色々と変えてやってみてください^^
リズムを変える練習は指の動きがとても滑らかになるので、だまされたと思ってぜひやってみてください!
今お伝えした練習方法はクラリネットの教本を見ればたくさん載っています!
でも教本っていろいろな種類があってどれを選べばいいか迷っちゃいますよね。
無料の楽譜があるならそれを使えばいいかなという感じもしますが、そんな都合の良いものあるのでしょうか!?
クラリネットにおすすめの練習曲と無料の楽譜があるのかどうか、気になるところを調べてみました!
クラリネット練習曲や基礎練習無料の楽譜はある?
では無料の楽譜があるかどうか、調べてきた結果をお伝えします…!
クラリネット練習の無料で使える楽譜はある?
無料で使えるクラリネットの楽譜があるのかどうか調べてきましたが、残念ながら無料の楽譜はありませんでした。
練習曲の楽譜を色々買うとお金もかかるし、自分に合ってないものを選んで失敗するのも嫌ですよね。
無料で使える練習曲の楽譜があればそういう心配もなかったのですが…。
しかし楽譜は著作権も絡んでくるので、無料で配布されているものを見つけるのは難しそうです。
無料ではないですが、練習曲や基礎練習の教本は初心者向けから上級者向けまでそれぞれ作られているものはたくさんあります。
ここでおすすめの練習曲や教本を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください♪
クラリネット練習曲や基礎練習の教本でおすすめは?
ではクラリネットの練習曲や基礎練習で使える教本を紹介していきますね!
最初に紹介するのは、クラリネットを始めたばかりの初心者さんにおすすめの教本です^^
▼ジャック・ランスロ/クラリネットの初歩
▼ジャック・ランスロ/26のエチュード
▼アルバート/クラリネットの練習のための24のスケールと練習曲
この3冊は初心者向けの教本です。
クラリネットをやり始めたばかりという方はランスロの教本と練習曲から入ると良いでしょう。
それで物足りなくなってきたらアルバートの本に進んでいくと、足りなかった部分まで練習することができますよ!
そして、次は中~上級者向けの人におすすめの教本です。
▼ロルフ・アイヒラー/クラリネットのためのスケール
▼ローズ/32のエチュード(練習曲)
▼ディディエ/ クラリネット奏者のための音階 第一巻
こちらはクラリネットに慣れてきた中級者~上級者向けの教本。
初心者向けの教本よりもスケールの音域が広がり、様々なアーティキュレーションの練習ができます!
ローズの練習曲は少し難易度が高めですが、クラリネット奏者に必要なものがたくさん詰め込まれている練習曲になっています。
ディディエは跳躍やアルペジオに力を入れたい人におすすめの教本です!
個人でもやれる基礎練習の方法や教本をご紹介してきましたが、基礎練習をやっていてもちっともクラリネットが上達しない…
基礎練習がちゃんとできているのか心配になる…
そんな人もいるかもしれませんね^^;
また、一人で黙々と練習していても練習のやり方があっているのかさえ分からなくなる時ってありませんか?
そんな人には一度、クラリネットレッスンのプロに実際に教えてもらうのもおすすめだよ!ということをご紹介していきます。
クラリネットの練習方法はクラリネットレッスンのプロに相談してみる?
ここまで、クラリネットの基礎練習のやり方や基礎練習の教本などをご紹介してきました。
これまでの紹介で、クラリネットの基礎練習のやり方やポイントはわかったと思います。
だけど、いざ実際に基礎練習を続けてみても、なかなか思うように自分の理想とするクラリネットの演奏をすることができないかもしれません…
そこで!クラリネットの上達の仕方はクラリネットレッスンのプロに相談してみるということもありなのではないでしょうか^^
クラリネットを教えてくれる音楽教室などは全国にはたくさんありますし、今はネットでのオンライン教室も当たり前の時代になりました!
つまり、近所にクラリネット教室がなくてもオンライン上でクラリネットに関する相談を、クラリネットレッスンのプロに気軽に聞くことができちゃうんです♪
楽器のプロを探せるゼヒトモというサイトでは簡単な質問に答えるだけでAIがあなたにピッタリなクラリネットレッスンのプロを5人ピックアップしてくれます♪
アンケートに答えて紹介してもらうまでは無料なので探してみると面白いですよ^^
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まとめ
無料の楽譜はなかったですが、どうしてもお金をかけたくないという場合は動画などを探せば無料で練習曲のやり方も見つけることができるかもしれません。
しかし基礎練習はクラリネットの上達に欠かせない大事なものなので、練習曲や教本の楽譜は1~2冊手元に置いておくことをおすすめします!
何においても基礎が身についていなければ良い演奏は決してできません。
地道な基礎練習を重ねてクラリネットの技術を確実なものにしていきましょう!
それでもうまくクラリネットの技術を高めることができなければ、こちらのサイトでクラリネットの教室を探してみてくださいね♪
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