まずは、こちらのクラリネットアンサンブルをお聴きください。
この曲は樽谷雅徳さん作曲のクラリネット8重奏「絵のない絵本~第12夜~」という曲なんですが、曲を聴いただけでどんな種類のクラリネットがいるかわかりますか?
ヒントは6種類のクラリネットが使われています。
答えは次の章で言いますが、クラリネットの種類はこの音源で使われている楽器以外にもまだまだあるんですよ。
今回はクラリネットの種類の紹介を中心に記事を書きましたので、是非お付き合いください♪
クラリネットの種類一覧!仲間の数や名前をご紹介♪
では、先ほどの質問の答えです。
- Es管クラリネット:1本
- B管クラリネット:3本
- アルトクラリネット:1本
- バスクラリネット:1本
- コントラアルトクラリネット:1本
- コントラバスクラリネット:1本
正解された方はいらっしゃいますか?
音源だけでこの種類を言い当てられたあなたはとてもすごいです!
でもクラリネット属の種類はこれだけではないので、上記にあがっている楽器以外も紹介していきますね!
B管クラリネット:ベーカン
クラリネットと言えばお馴染みのこの楽器、B管クラリネットです。
「ベーカン」と呼ばれていて、オーケストラ、吹奏楽、ポップスにジャズと幅広く活躍しています。
吹奏楽では主に主旋律を吹いていることが多いですね。
Es管クラリネット:エスクラ
B管クラリネットよりも見た目がちょっと小さいクラリネット、それがEs管クラリネットです。
「エスクラ」と呼ばれていて、B管クラリネットよりも高い音域を出すことが得意な楽器です。
吹奏楽ではフルートやピッコロと同じ動きをしていることが多いです。
A管クラリネット:アーカン
まずはこちらの動画をご覧ください。
動画を見た方はわかると思いますが、B管クラリネットと同じ指使いなのに出ている音が違いますよね?
こちらがA管クラリネットになります。
吹奏楽ではあまり馴染みがない楽器ですが、オーケストラではよく使われるクラリネットの一種です。
次は、吹奏楽やアンサンブルに登場するアルトクラリネットをみていきましょう!
Altoクラリネット:アルトクラ
B管クラリネットとバスクラリネットの中間楽器がアルトクラリネットです。
バスクラリネットを小さくしたような姿をしています。
吹奏楽とクラリネットアンサンブルでときたまお見掛けする、ちょっと珍しい楽器ですね。
アルトクラリネットの音源も載せておきます。
ベーカンとバスクラの中間と言いましたが、ちょっとバスクラ寄りな気もしますね。
Basset Horn:バセットホルン
クラリネット属なのに名前がホルン!?と思われた方はいらっしゃいますか?
でも、ちゃんとクラリネットなんですよ。
見た目・音域はアルトクラリネットに似ていますが、音色がアルトクラリネットに比べると若干暗めです。
こちらにバセットホルンの音源がありますので、上記のアルトクラリネットと音を聞き比べて違いを見つけてみてください。
ホルンって名前がついてますが、見た目も音もちゃんとクラリネットでしょ?
アルトクラリネットと比べると音が籠っているように聞こえます。
バスクラリネット:バスクラ
クラリネットの低音楽器と言えば、バスクラリネットをすぐに思い浮かんだ方は多いのではないでしょうか?
B管クラリネットの次に使用率の高いクラリネット属で吹奏楽、オーケストラ、ジャズなど幅広く活躍しています。
「バスクラ」と呼ばれていて、吹奏楽やアンサンブルでは低音を担当しています。
厳密にいうとバスクラリネットには2種類のタイプがあり、最低音がE♭かLowCまで出るかで管の長さや値段も変わってきます。
それでは、次にバスクラリネットよりも低音域を出せるクラリネットをご紹介していきます!
コントラアルトクラリネット
バスクラリネットをちょっと大きくしたような楽器がコントラアルトクラリネットです。
音もバスクラリネットよりさらに低い音域が出せます。
でもあんまり見かけない楽器ですよね…
軍楽隊、室内楽やクラリネットアンサンブルなどでときどき登場します。
音源はこちらです。
こんなに管の長い楽器に息を吹き込むのは相当大変だろうなと思います…
コントラバスクラリネット
コントラアルトクラリネットよりもさらに大きく、さらに低音域を出すクラリネットがコントラバスクラリネットです。
今までのクラリネットは立って吹くことが出来ましたが、この大きさになると座ってしか吹けませんね。
あんまり見かけない楽器ですが、クラリネットアンサンブルだと低音の存在感が極まってサウンドに厚みを増す手助けをしてくれます。
こちらの音源でその存在感を確認してください。
3:52~からの主旋律を全員で演奏する時の一体感と音の厚みがすごいです!
クラリネットアンサンブルは楽器の数が多ければ多いほど音の厚みが増して、私はとても好きです。
でも楽器をそろえるのが大変そうですね…
それでは最後に、超レアなクラリネットの仲間をご紹介していきます!
超レアなクラリネットの仲間たち
ここでさらにレアなクラリネットの種類一覧を紹介しますね。
- Ab管クラリネット
エスクラよりも小さいクラリネット最小の楽器です。 - D管クラリネット
エスクラと同じようなサイズで同じくらいの音域を持つクラリネットです。 - C管クラリネット
ベーカンとサイズは同じくらいで音色はベーカンより明るめのクラリネットです。 - バセットクラリネット
見た目はベーカンを長くしたような大きさでバセットホルンのような音を出すクラリネットです。 - オクトコントラアルトクラリネット
コントラバスクラリネットよりもさらに大きいクラリネットです。世界に数個しか存在しない楽器です。
以上、超レアなクラリネットの種類一覧を紹介しました。
名前の馴染みがないクラリネット属ばかりですね。
最後に今まで紹介したクラリネットの聴き比べができる動画を見つけましたので載せておきます。
音や見た目にマウスピースの大きさもよくわかる動画なので、楽器ごとの違いを探してみてください。
音域や大きさの違い、確認できましたか?
この動画を見ているとこんなにもクラリネットの数って多かったんだと感心してしまいます。
以上クラリネットの種類一覧紹介でした。
では次は、クラリネットのメーカーの見分け方について紹介していきます。
クラリネットの種類・メーカーの見分け方は?
クラリネットを買うなら、まずベーカンを買おうと思っている方は多いと思います。
でもクラリネットを買うにしてもメーカーがいろいろあってどれがいいのか悩みますよね…
クラリネットメーカーと言えば、クランポン、ヤマハ、セルマーが代表的なメーカーですので、3社の特徴や違いを簡単に紹介しますね。
- クランポン
フランスのメーカー。表現力の幅が広がりやすく、様々な音作りが可能。 - ヤマハ
日本のメーカー。楽器が扱いやすく、初心者向き。 - セルマー
こちらもフランスのメーカー。クランポンに比べると音色は少し暗め。
簡単に3社のメーカーを紹介しましたが、パッと見た目は同じように見えますよね…
一番簡単な見分け方は楽器についているロゴマークの確認です。
バレルやベル付近ににそれぞれのメーカーのロゴマークがついているので、気になる方は確認してみてください。
ところで、クラリネット奏者のクラリネットって、クランポンかヤマハが多いみたいなんですが、この2社についてどんなクラリネットの種類があるのか調べていました。
クランポンのクラリネット種類の見分け方は?
では、まずクランポンのクラリネットの種類についてです。
クランポンのホームぺージでクラリネットのカタログを見てみましたが、結構数がありますね。
とりあえず、ベーカンのみを絞って検索したところ次の種類があることがわかりました。
- DIVINE
- LEGENDE
- TOSCA
- FESTIVAL
- PRESTIGE
- TRADITION
- VINTAGE
- RC
- R13
- GALA
- C13
- E13
- E12F
- E11
名前にあまり馴染みがなさ過ぎて、頭に入ってこないですよね…
ちなみにこの並びはお値段順で並べましたので、お値段が気になる方はクランポンのカタログをホームページからご覧ください。
金額を見たらびっくりすると思います。
最後に肝心な見分け方ですが、ロゴマークの下に型番名称がついているので、そちらを確認してもらえるとすぐに見分けられると思います。
次はヤマハのクラリネットの種類についてです。
ヤマハのクラリネット種類の見分け方は?
今度はヤマハのクラリネットの種類についてです。
ヤマハのホームぺージでクラリネットのカタログを見てみましたが、結構数がありますね。
こちらも種類を表示しておきます。
- SE Artist Model
- CSGⅢ
- CSVR
- SE Vmaster
- CS Vmaster
- SE-V
- SE
- CS-V
- CX
- YCL-650
- YCL-450
- YCL-450M
- YCL-255
アルファベットばかりでみんな似たような名前に見えますね…
ちなみにヤマハのクラリネットは大きく2つに分類されていて、「SE」と「CS」というのがあるんですが、カタログによると音色に違いがあるみたいなので、気になる方は値段と合わせて確認してみると良いかもしれません。
最後に見分け方ですが、こちらもロゴマークの下に型番名称がついているので、そちらを確認してもらえるとすぐに見分けられると思います。
以上、クラリネットの見分け方についてでした。
クラリネットの種類一覧まとめ
クラリネット属の種類って本当にたくさんありました。
今回紹介したクラリネットの半分以上がなかなか目にする機会がないので、いつか実物を生で見てみたいです。
それから、メーカーごとにもこんなにたくさんのクラリネットの種類が販売されているなんて、調べる前までは全然知らなかったので、かなり驚きました。
名前に馴染みがないですが、ロゴマークや型番がきちんとクラリネットについているので見分け方も安心できますね。
もし、クラリネットを購入する機会があるなら、金額と吹きやすさと音色はチェックしておきたいと思います。
以上、クラリネットの種類の紹介でした!
それでは最後に、クラリネットが上手くなる方法をご紹介しておきますので、クラリネットの奏法でお悩み中の方はチェックしてみてください^^
クラリネットが上手くなる方法!
今回はクラリネットの種類についてお伝えしてきたのですが、最後まで読んでくれたあなたはもしかして現役のクラリネット奏者ですか?
クラリネットって意外と簡単に音が出る割には、突き詰めていくととても奥が深い楽器だと思います^^
それに、理想の音色を奏でるような演奏をしたいと思っても、思い通りに吹くことができないと悔しいですよね?
自分で練習しても上手くできないときって誰にでもあると思います。
だけど、クラリネットが思うように吹けない時は誰かに自分の奏法を確認してもらい、出来ていないところを教えてもらうとメキメキと上達すると思いますよ♪
でも…あなたの近くにはクラリネットが上手くなる方法を教えてくれる人がいないかもしれませんね。
そんな時はコチラのゼヒトモというサイトで、クラリネットを教えてくれる先生を探すことができますよ^^
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