指揮者ってしたことありますか?
指揮者を担当する人ってなかなかいないと思いますが、吹奏楽部のバンドマスターとかになってしまうと指揮をしないといけなくなりますよね…
指揮のやり方は?指揮棒の持ち方は?指揮の時の手の形ってどんな形?
指揮棒の持ち方も手の形も簡単そうに見えますが調べてみると意外と奥が深いのかも…!
今回は指揮者のやり方などについて調査してきました。
指揮者のやり方は?吹奏楽や合唱での振り方は同じ?
まずは、指揮者のやり方についてです。
昔、吹奏楽部で指揮をしていた先生に「吹奏楽・オーケストラと合奏の指揮のやり方は違う」と言われたことがありました。
一見、指揮のやり方は同じように見えるのですが、吹奏楽、オーケストラ、クラシック音楽と合唱の指揮はどこが違うのでしょうか?
吹奏楽やオーケストラ、クラシック音楽の指揮者のやり方は?
吹奏楽やオーケストラ、クラシック音楽の指揮者はどんなやり方で指揮棒を振っているのでしょうか?
調べてみたところ次のようなことがわかりました。
- 打点を意識する
- 腕を大きく振らない
4拍子、3拍子、2拍子などの拍のことはひとまず置いておいて、指揮のやり方のみに注目してみると、楽器を演奏する人にとってわかりやすいような指揮が大事になってきます。
こちらの動画で指揮のやり方を見てみると違いがよくわかります。
腕は肘から上はあまり動かさず、打点を意識して指揮棒を振るととわかりやすい指揮になります。
まぁ、オーケストラのプロの指揮者はあまりはっきりとした指揮はされないみたいですが…
指揮初心者や指揮者に慣れてない人たちに指揮棒を振る時は、わかりやすい指揮で振っていたほうが良いと思います。
合唱の指揮者のやり方は?
続いては、合唱の指揮者のやり方についてです。
合唱の指揮について調べてみるとこんな動画を見つけました。
基本(左側)と応用(右側)で指揮のやり方がかなり違いますね。
どちらのほうがわかりやすいですか?
テンポキープのみに絞るなら基本(左側)のほうがわかりやすいですが、音の強弱や音の切り方などの指示は応用(右側)のほうがわかりやすいと思いませんか?
合唱はピアノと声楽しかないのでテンポキープも大事ですが、音の強弱や音の切り方は楽器よりもシビアです。
そのため指揮者は、音の強弱や音の切るタイミングを演者にはっきり示す必要があると考えます。
でもいきなり初めからテンポキープしつつ強弱も表現は難しいと思いますので、まずは基本のようにテンポキープを務めてから、表現にトライするのもアリと思います。
ということで簡単に合唱の指揮のやり方をまとめますと…
- テンポキープを意識するなら腕の振りは小さく
- 音の強弱など表現を慣れてきたら取り入れる
以上楽器、合唱の指揮者のやり方についてでした。
続いては指揮棒の持ち方・指揮棒の振り方や手の形・手の動きについて見ていきましょう。
どんな持ち方や手の形をしているのでしょうか?
指揮棒の持ち方や振り方に手の形や動きはどうするの?
では、指揮棒の持ち方・指揮棒の振り方、手の形や手の動きについてです。
こちらで指揮棒の持ち方や手の形をご確認ください。(4拍子の振り方になります)
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この動画を見て、指揮棒の持ち方・指揮棒の振り方、手の形や手の動きを次のようにまとめてみました。
指揮棒の持ち方:利き手で軽く握る
(親指と人差し指で持って残りの指は軽く添える)
指揮棒の振り方:上から指揮棒を振り下ろして半時計回りで振る
手の形:グーとパーの相中くらい
手の動き:上から振り下ろして時計回りで振る
動画を見てる感じだと指揮棒の持ち方・手の形は、全体的に力を抜いて指揮棒を振っているように見えますね。
曲を表現しようとすると指揮棒の持ち方・手の形に力が入ってしまいますが、そうでない時はこの指揮棒の持ち方・手の形動画のように力を抜いて指揮棒を振ったほうが良いと思います。
持ち方や手の形に力が入ると長く指揮をする時にバテちゃいますからね。
手の動きも音楽を表現するために必要なので、どんな形にでもすぐに対応できるよう力を抜いておきましょう。
以上、指揮者のやり方や指揮棒の持ち方、手の形についてでした。
ではここで指揮者の役割について考えてみましょう。
指揮者の役割は?
指揮者の役割とは何でしょうか?
指揮者は演奏者をまとめることが大きな役割です。
同じ曲でも指揮者が違うと違った印象を受けることってありませんか?
でも楽譜を見ながら指揮者も見るのは最初のうちはなかなかできないと思います。
あなたは指揮者を見ながら演奏をできていますか?
指揮を見てない人が多いけど必要性はあるの?
例えば吹奏楽やオーケストラの定期演奏会とかでいろんな曲を演奏しますよね?
何曲も演奏となると流石に楽譜を覚えるのは厳しいと思いますし、演奏中は指揮者よりも楽譜ばかり見てしまいがちでしょう。
それは仕方ないことだと思いますが、だからと言って指揮者が必要ないことはありません。
指揮者の役割の一つは曲を始めること終わらせることだと思います。
指揮者がいなければ曲を始めることも終わらせることもできません。
またクラシック音楽みたいに表現方法が繊細な音楽もあります。
音楽に表現をつけることも指揮者の役割です。
まとまりある演奏は指揮者をちゃんと見ていますし、表現された音楽も素晴らしいです。
楽譜ばかり目が行く気持ちもわかりますが、音楽をきちんと表現したいのならば指揮者を意識することは大切だと私は考えます。
吹奏楽は指揮者がいなくても演奏できる?
私は吹奏楽は指揮者がいなくても演奏できる音楽とできない音楽があると考えます。
まず、指揮者がいなくでも演奏できる音楽はポップスやジャズです。
理由は曲中にテンポが変わることがほとんどないことと、ドラムを聞いておけばテンポキープができるからです。
マーチも出だしさえ合図を出せば指揮者の役割は必要ないのかもしれません。
逆に吹奏楽で指揮者が必要な音楽はクラシックのような音楽です。
クラシックはテンポが途中で変わったり、拍子が変わったり、音楽表現が繊細だったり…
テンポキープだけではうまくいかない音楽表現や、タイミングを出すのは指揮者しかできないでしょう。
感動してもらえる音楽を表現するならばやっぱり指揮者は必要ですし、吹奏楽だから必要ないってことはありません。
もっと指揮者を意識してください!
では最後にどんな人が指揮者に向いているか考えてみました。
指揮者に向いてる人はどんな人?
指揮者に向いている人はどんな人でしょうか?
個人的に考えてみるとこんな人かなと思います。
- 音楽の知識がある人
- 周りをよく見ている人
もし指揮者を意識して音楽を演奏するならば、音楽表現が豊かな人、つまり音楽について知識があることはとても大事です。
ただのテンポキープだけならパーカッションやメトロノームでもできます。
表現したい音楽があるから曲に個性がつくし、それを聞いて感動する人もいるのです。
また、演奏する楽器が多ければ多いほど複雑な演奏になります。
主旋律、スケール、裏メロ、低音、裏打ち、リズムなどなど…
どの楽器が何をしているのか指揮者は把握する必要があります。
スコアを見ながら全体を聞いて音楽のバランスを整えることが必要になるため、視野が狭い人よりも広い人のほうがバランスがとりやすいと考えます。
以上、指揮者に向いている人についてでした。
まとめ
いかがでしたか?
指揮者について調べてみると指揮のやり方、指揮棒の振り方、持ち方、手の形や手の動きも人それぞれだなと感じました。
指揮のやり方、指揮棒の振り方、持ち方、手の形や手の動きに統一感はあまりありませんがだからこそオリジナリティにあふれる音楽が生まれるのかもしれません。
簡単そうな動きみ見えますが考えることがたくさんあって、指揮者は大変だなと思います。
ですが、指揮者がバンドをうまくまとめると必ずいい音楽が生まれます。
指揮者の方、大変ですが頑張ってくださいね!